アメリカ・アリゾナ州出身でアメリカ先住民居留地保護活動家としても活躍、伝統的なタトゥーを顔に施し、先住民族の文化を体現するモデル Quannah Chasinghorse。そんな彼女が起用された Stella McCartney の2024年サマーキャンペーン第2章は、第1章に引き続き、 Veolia (ヴェオリア) 社のリサイクル工場が舞台となった。テーマは、廃棄物の中に見出される美しさ、循環性のある未来への希望、そしてブランドが率先するサステナブルなソリューション。95%が環境に配慮した素材から作られたブランド史上最もサステナブルなアイテムを身に纏う Quannah Chasinghorse を写真家の Harley Weir が撮影した。
アパレル業界は近年、生産数が増加し、世界で1年間に捨てられてしまう衣類の量は9200万トンと大きな課題を抱えている。そんな中 Stella McCartney は、2016年からリサイクルカシミアのみを使用し、 2017年からはリサイクル可能な再生ナイロン繊維「ECONYL (エコニール)」を使用するなど、廃棄物を削減するための方法を常に模索している。
さらにブランドは、今回のキャンペーンをきっかけに、大手アパレル小売企業に対し、「環境や社会に与える影響」を報告することを義務づける「Fashion Act」が世界に広がることを望んでいる。リサイクル素材を採用したサマーコレクションアイテムは、世界各地の Stella McCartney のブティックおよび公式オンラインストアにて発売中。