コロナ禍が始まった2020年初頭に、 YOSHIROTTEN が1日1枚の銀色の太陽を1年間に渡り描き続け制作したという「SUN」。自動生成ではなくデジタル・ツールを用いた手作業で制作された本作品は全てが異なる独特な印象を持ち、インスタレーション、NFT、アルミニウム・プリント、バイナル・レコード、書籍など、多岐にわたる手法とメディアで構成されるアート・プロジェクトとなっている。
国立競技場の大型車駐車場で行われるインスタレーションでは、数十体のモノリス型 「SUN」と、巨大 LED スクリーンやプロジェクションを駆使した映像、そして環境音楽などで構成されている。当日には 「SUN」 の厚さ約6cmの特装本や、 YOSHIROTTEN と共に音楽ユニット YATT (ヤット) として活動する Takayuki Isayama が制作したバイナル・レコードなども同時に発表される。
そして、渋谷の街頭ビジョンでのゲリラ映像上映や、RAINBOW DISCO CLUB (レインボーディスコクラブ) 、山梨の GASBON METABOLISM (ガスボン メタボリズム) でのインスタレーション、 MUTEK JP (ミューテック ジェーピー) でのオーディオ・ビジュアル・ライブなどで散発的にその断片を見せてきた 「SUN」 の現時での全貌が明かされる。挑戦的で意欲的な 「SUN」 の作品群や構想を体感できる、2日間限定の壮大な展覧会。この時別な機会に是非足を運んでみて。