俳優・モデル / 1993年生まれ / 香港出身 / 蠍座

Angela Yuen アンジェラ・ユン

Q1.映画『星屑の片隅で(2022)』にてキャンディを演じてみていかがでしたか?

キャンディを演じるのに一番大切にしたのは、娘と母の絆です。芝居の中で常に母性を表現できるように心がけていました。彼女がひたむきに生きていけるのは、娘、ジューの存在があったからこそだと思います。未熟ながらも娘を守るために強く生きようとする姿に注目してほしいです。

Q2. 劇中に日本語のセリフが登場したのはなぜですか?

脚本ではキャンディ、娘ジューともに日本のアニメや漫画が好きな設定でした。映画の終盤では日本のアニメのコスプレをするシーンも登場するくらい、二人は日本のアニメ文化に影響を受けています。実際の香港でも日本好きな若者が多く、日本語の単語を話す人も珍しくないんです。それもあって、カタコトの日本語を話してみたら監督もすごく気に入ってくださいました。

Q3.キャンディの等身大なファッションがすてきでした!

キャンディは貧しくてもファッションをとても大切にしていました。日本の方はおしゃれ好きなので、ファッションへの気持ちは共感してもらえるかと思います。香港だとMKギャルと呼ばれる女性たちがいますが、貧しくても安い服を手に入れて彼らの自由さを表現している。衣装によって、彼女の自由を表すことは唯一の表現方法でした。

Q4.プライベートではどんなファッションが好きですか?

以前は難しい服を着てかっこつけようとしていましたが、最近好みが変わりました。日本の断捨離の本を読んでから、シンプルに自分を表現できるような服を選ぶことが多くなりましたね。

Q5.日本で好きなショップは?

HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)、TOGA(トーガ)でよく買い物をします!

Q6. 好きな映画は?

アンドレア・アーノルドの『フィッシュ・タンク(2009)』、『アメリカン・ハニー(2016)』、アカデミー賞にもノミネートされたイラン映画、アスガー・ファルハディ監督の『別離(2011)/セパレーション』が好きです。

Q7.座右の銘は?

「諦めない」

Q8.あなたにとってHEROは?

お母さん。いつも母の愛を感じるし、母性の愛ってたった一人の人間の力よりもさらに大きいと思います。

Q9.どんな人に今回の映画を見てほしいですか?

この映画は、若者からお年寄りまで共通する普遍的なテーマを持っているので、いろんな年齢、生活環境の人に見てほしいと思います。

Q10. これからどんな世界になってほしい?

世間ではコロナは終わっているように見えるけど、みんなが慣れてきて恐怖心がなくなっただけで、まだ終わっていないと思っています。未来の世界はもっとファンタジーがあって明るくなってほしいです!