【連載:edol qon】一番気になるフロントを1番好きになるポイントに ～グレイでも楽しめる、きれいな発色、ツヤカラー～③ by calme 葛西 愛実
記事の続きを読むにはログインするか、
会員登録（無料）すると、見られるようになります
前回カラーのどのような感じでした？
お客様：全体もデザイン部分も色持ちが良いと感じました褪色してきてもハイライトの部分は全体と徐々になじんでいく感じがしました。
色の重なりのあるヘアカラーはアンダーを極端に上げている訳ではないので、褪色してくるとなじんできたと感じます。くすんだ残留ではないので、今回のデザインカラーの薬剤選定もシンプルに行う事が出来ます。今回は、今までとは違い思い切って「でこぼこ」になる様なハイライトをつくりしっかりと色みの感じる表現をエドルで行います。
**************
［プロセス］
※ポイント
褪色の状態は、今までハイライトデザインで使用してきたFP-13：FP-9（4 : 1）6％は、明るさこそは感じるのですがピンクみは消えて見えずらくなっている。前回のBe-11：O（2 : 1）6％は、ベースカラーに対して彩度が高かったので多少残っているような感じ。
ビフォア：
新生部1.5cm弱 中間～毛先10レベル ハイライト13レベル
①ハイライトデザイン 放置15分
②シャンプー、ドライ
③リタッチ （タイマーON） 8分後、中間~毛先 タイマー30分で流し
［使用カラー剤］
今回はダブルプロセスでデザインカラーを表現していきます。
ハイライトは、アンダーを削り過ぎない＆短時間で行うためのブリーチコントロール。
より彩度と透明感を出していく為に、エドルを使用しています。ハイライトでの黄みを多少おさえながら、しっかりとピンクみを感じさせるためにFPを使用しています。
・デザイン
LT-EX：エドル ブリーチ（1 : 1）6％ オキシ3倍
・リタッチ（根元）
Be-13：P-9q（1 : 2） 6％
今までBe-13qでしたが中間毛先との透明感を合わせる為にエドルに変更
・中間～毛先
FP-11 ４％
［デザインテクニック］
今回は根元のグレイをぼかしていくイメージで行います。今まで2回は根元からしっかりハイライトを入れていましたが、中間～毛先の残留ティントを取り、根元だけ明るくならない様に、リタッチ部分を空けてハイライトを入れています。また「でこぼこ」感を出すために太めのチップで行います。
※ポイント
［仕上がり］
=どんなお客様におすすめですか？=
ブリーチでのハイライトデザインに以前、挑戦して、褪色してきた時に黄色くなってしまい、傷んだ感じや少し派手な感じになり気にしていた方へ。
エドルクオンを使うと、単純に色持ちが良いので気にならなく長く楽しむことが出来る！
又、残留色素もライトニング可能で、毎回チェンジしたいお客様にもデザイン提案できます。
＝まとめ＝
３回に渡って１人のお客様へ、「グレイでも楽しめる、きれいな発色、ツヤカラー」
をお伝えしてきましが如何でしたでしょうか？改めてエドルクオンの持つ表現の幅広さや、褪色してきてもキレイな状態で続けていける、サスティナブルなカラー剤と感じます。
今まであきらめていたお客様の「やってみたい！」を応援できるスーパースターのような薬剤だとわかりました。エドルクオンでお客さまもきっと喜んで貰えるはずです。
