2021.10.29
【連載:edol qon】
一番気になるフロントを1番好きになるポイントに。
~グレイでも楽しめる、きれいな発色、ツヤカラー~① by calme 葛西 愛実
【連載:edol qon】一番気になるフロントを1番好きになるポイントに。~グレイでも楽しめる、きれいな発色、ツヤカラー~① by calme 葛西 愛実
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グレイがあるとお客様の中で「この明るさ(暗さ)なら大丈夫」という明度基準でカラーを考えがち。グレイが気になる部分と、それをキレイに見せるカラーをエドルクオンなら無限に表現できる!
一人のお客様を通してグレイのある素材だからこそ楽しめるカラー提案を紹介していきます。
**************
[プロセス]
Before:
グレイ比率フロント・トップ30%(一部50%)、バック・サイド10%
新生部2cm 中間~毛先10レベル ハイライト13レベル
①デザイン
②リタッチ 自然放置8分(タイマーON)
③中間~毛先 タイマー30分で流し
※ポイント※
デザインを入れる位置はグレイのまわりのグレイが少ない部分
グレイ、デザイン、ベースそれぞれに違うカラーが見えるようにする
[使用カラー剤]
今回のカラー表現の狙いは、『褪色の過程でなるべく黄色みが出ないような、まろやかさ、透明感を表現する』こと。
大人のお客様、とくにまだお子様の学校への訪問などがある方は「やんちゃに見える」「髪がパサついて見える」などの理由で、黄色みがあるカラーを嫌う方が多い。秋にむけての提案も併せてバイオレットをメインに使用。
※ポイント※
・次回以降により顔まわりのデザインを楽しんでいただくために、ハイライトはあえて明るく褪色させるレシピで。
・根元は13Lvをミックスでアンダーを程よく削り、次回に向けて明るく褪色する事を狙う
・中間毛先は髪質で色が入り難いのと、グレイが浮いてキラ付かないようにオキシ4%を使用
①デザイン
FP-13:FP-9(4:1) 6%
②リタッチ(根元)
Be-13q:V-8q(1:2) 6%
③中間~毛先
V-11q:V-9q(2:1) 4%
[デザインテクニック]
髪のクセでサイドの髪がうしろに流れやすくハチが張りやすいので、デザインは表面近くではなく、顔まわりにナナメスライスで入れる。(ウィービングが線となって表現されすぎず自然)
また大人女性の気になる顔まわりの短い毛もステキに見えるように、丁寧にチップをすくいフォイルワークをする。
[仕上がり]
=どんなお客様におすすめですか?=
部分的にグレイが多く、その部分のリタッチがすぐ気になってしまう方に。また、毎回色を楽しみたい、少しでも変化が欲しいと思ってらっしゃる方にもおすすめです。
=おススメトークは?=
エドルクオンなら透明感の中にもしっかりと「色」を感じる事ができるので、「グレイがあってもこんな色ができるんだ!」と、きっと思ってもらえるはず。毎回カラーが楽しみになると思います。
次回は…
同じお客様の5週間後のカラーをお届けします!
5週間後は、黄色みは出にくいものの全体的にまろやかさ、優しさが褪色、ツヤも物足りなくなっていると思います。どんな色提案になるのか、皆さんも想像してみてください。
おたのしみに!