歌舞伎町一帯で行われる大規模なオールナイトアートイベント「BENTEN 2024」。主な会場は、城のような外観がランドマークとして長年親しまれてきた王城ビル、Chim↑Pom from Smappa!Group のメンバーが2021年に発足したアートスペース WHITEHOUSE (ホワイトハウス)、伝統芸能の上演や日本文化を発信する場・新宿歌舞伎町能舞台など。さらにナイトアウトには欠かせないバーやホストクラブも参加。近年登場したアートスペースや公共圏を繋ぎ合わせ、新たな芸術地区を創り上げる。
プログラムで注目されるのは、北京を代表するアーティスト集団 Asian Dope Boys (アジアン ドープ ボーイズ) の Chen Tianzhuo (チェン・ティエンジュオ) による個展。王城ビルの2、3階を贅沢に使い、インドネシア・ラマレア村に古くから伝わる伝統捕鯨から着想を得た壮大なインスタレーションを展開する。そして音楽分野からは、2022年に惜しまれながら閉店した渋谷の人気クラブ Sound Museum Vision (サウンド ミュージアム ヴィジョン) と Contact (コンタクト) に出演していた Goth-Trad (ゴス・トラッド) や Jun Inagawa (ジュン イナガワ) など、東京のクラブシーンを牽引する DJ が夜通しプレイ。
そしてエリアリレーションプロジェクトとして、セレクトショップ THE FOUR-EYED (ザ フォーアイド) が「BENTEN 2024」の期間中、通常営業に加え特別深夜営業を実施。さらにアーティストのぼく脳とコラボし、BENTEN 公認のフェイクグッズを THE FOUR-EYED で限定発売される予定。自由でボーダーレスな「夜の街」ならではのアートナイトが繰り広げられる3日間。会場の場所やプログラムのタイムテーブル、チケット情報といった詳細はこちらからチェックしてほしい。アンダーグラウンドな芸術祭に足を運び、刺激的な夜を過ごしてみて。