今回のカプセルコレクションは、メンズウェアとウィメンズウェア共にパリで行われたファッションショーで発表されたもの。コンセプチュアルなヴィジュアルとウェアの機能性の融合は KIKO KOSTADINOV のスピリッツでもあり、今回はデニムにそのデザイン哲学を投影させた。
メンズウェアでは、1990年代の Leviʼs®︎ のエンジニアードジーンズを再解釈し、ブランド独自のアプローチでオリジナルのねじれの構造に辿り着いた。伝統的なブルガリアのモチーフのインスピレーションを元に、ダイヤモンドインサートが採用された膝と肘の新しいダーツのデザインは、ジャケットやトラウザーズに使用。また、ハイブリッドなジャージースタイルは、クラシックなスポーツウェアのカーディガンとウェスタンシャツを融合させたシルエットに。アシンメトリーなディテールや全体に施されたステッチが印象的だ。
ウィメンズウェアディレクターの Laura Fanning (ローラ・ファニング) と Deanna Fanning (ディアナ・ファニング) が手掛けたウィメンズウェアのコレクションでは、Levi’s® の技術を取り入れた。オーバーシェイプの袖とダーツの入ったウエストを締めるジレのレイヤード仕様のデニムジャケットや、リラックスフィットのジーンズ、小さなパネルディテールや柔らかなテクスチャーが印象的なジャージーなどが登場。近づく秋冬のワードローブに、KIKO KOSTADINOV と Leviʼs®︎ のスペシャルなアイテムを加えてみるのはいかが。