コペンハーゲン・ファッションウィークで10年間ショーを行ってきた GANNI が、今度は新しい世代のクリエイターをサポートするべく新たなプロジェクトをローンチ。2024年2月に行われるコペンハーゲン・ファッションウィークで GANNI はショーの休止を宣言し、運営と締結を結び若い世代の才能を支援する側に回ることを表明した。ファッションウィークと共同で開催した展示「FUTURE, TALENT, FABRICS」では、5人のデザイナーと2人のアーティストに作品とフルルックを依頼。これらのクリエイションは、GANNI 本社近くにある教会を修復した文化スペース Nikolaj Art Gallery (ニコラジ・アート・ギャラリー) にて期間限定で公開された。
エキシビジョンにて発表された創作物の素材は、GANNI が持つ自社開発のイノベーション・プラットフォーム「Fabrics of The Future」で開発されたもの。石油由来、植物由来の繊維や毛皮に代わる、環境に配慮した次世代素材の研究・開発・投資をしており、ここで生まれたファブリックや廃棄される素材を使って、計7人のクリエイターたちがウェアをデザイン。この取り組みは「世界一サステナブルなファッションイベント」と呼ばれるコペンハーゲン・ファッションウィークの想いにも重なっている。これからの世代を担うアーティストとともに、スカンジナビアのファッションシーンをさらに盛り上げる GANNI の未来にも目が離せない。