水曜日のカンパネラの初代ボーカルとしてデビューしたのち、2021年の脱退を経て、主に声と身体を用いて表現活動を国内外で展開してきたコムアイが第一子妊娠を発表した。出産予定である子の父は、映像作家・文化人類学者の太田光海。2人の結婚に関しては、今後も恋人関係のままで籍は入れない予定だ。
太田氏は、自身初となる映画『カナルタ 螺旋状の夢』で海外の映画祭で数多くの賞を受賞し、令和4年度文化庁映画祭では文化記録映画優秀賞を受賞。現在製作中のアートドキュメンタリー映画『La Vie Cinématique 映画的人生』では監督を務める。
映画『La Vie Cinématique 映画的人生』のテーマは、「コムアイの胎児の視点から、この世界はどう映るのだろうか?」。コムアイの妊娠期間中に、彼女のアート制作や民俗芸能などを探究する旅に間近で並走しながら、「一つの命が誕生する」という人間の営みの本質に立ち返りつつ、この世界の希望と課題、そしてかけがえのない国内外の人間の営みを映し出す。ドキュメンタリーをベースに創作的要素をも掛け合わせることで、胎児が曖昧な状態で存在する「こちら側」と「あちら側」 の間の世界を表現している。
2024年の完成後には、海外の映画祭での上映と国内外での劇場公開を目指す本作では、製作支援を募るクラウドファンディングも開催中。リワードには、映画のエンドロールへの名前掲載やコムアイ、