本ポップアップの見どころは新進気鋭のアーティストたち6組が制作したアート作品。「90/60」のテーマである「再構築」をお題に、さまざまな表現方法でオブジェやグラフィックなどを作り上げた。
映像やグラフィックを軸に音楽やファッションなど様々な分野で活動する、前田勇至と高畠新によるクリエイティブユニット「Margt (マーゴ)」が制作したのは「走れ!マーゴーカート★」。New Balance の靴に乗れたら面白いというシンプルなアイデアから巨大なスニーカーのゴーカートが生まれた。
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©︎New Balance
日本古来の文様をアップデートした伝統とストリートカルチャーの融合を体現した「BAKI 柄」がシグネチャーのアーティスト BAKIBAKI。彼は「90/60」の特徴的なソールのダイヤモンド パターンからインスパイアされた作品「Geometric diamond」を発表。日本の和柄のアップデートした BAKI 柄との融合は伝統と革新を意味しており、太古より最強の硬度を持つダイヤモンドを再構築する事で新たな幾何学模様が生まれるという。
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©︎New Balance
アートディレクター兼ビジュアルアーティストである村田実莉氏は「関係性の再構築」という部分に着目し作品「Please don’t step on, to be rebirth.」を制作。スニーカーの下敷きになりやすいアリという生物が、スニーカーを履いて地面を鳴らす動作をすることで、主体と対象物の関係性の再構築を表現している。
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©︎New Balance
日本の商業デザイナーそしてグラフィックアーティストの Takeshi Kawano 氏が制作した「九〇六〇落葉図」。日本のデザインルーツである琳派をモチーフに、金屏風を現代のテクノロジーを用いて再定義しつつ、「90/60」を分解・再構築し、金箔の同一平面状にマテリアライズした。
蛍光塗料を用いたペインティング作品とブラック•ライトを使用したインスタレーションで知られる Houxo Que 氏は液晶に「90/60」を刺した作品「NEW surface」を発表。指がスマートフォンの上を滑るように、わたし自身もディスプレイの表面を歩いている、スマートフォンの中でバラバラになったわたしの体を再構築する、というテーマで制作した。
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©︎New Balance
名古屋出身の電子音楽家「食品まつり a.k.a foodman」は展示空間に流れるサウンドを担当。再構築した色々な要素が盛り込まれた「90/60」にインスピレーションを受け、様々な質感とジャンルのカオティックな融合をした音楽を制作した。複数の日常の生活音や SE サウンドをちりばめつつも、リズムと同期して心地よさを表現しているのも魅力。
また、アート作品の展示と同時に「90/60」シリーズの全ラインナップが登場。オンラインストアでは売り切れてしまったカラーも数量限定で復活し特別に販売されるので、ぜひチェックしてみて。
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©︎New Balance
さらに今回、イベント来場時にアンケートに答えると、「再構築」をテーマにしたスペシャルドリンクをプレゼント。こちらも数量限定なので、お見逃しなく。